2008年10月27日月曜日

Sudoku National Championship


10月25日(土)にフィラデルフィアのコンベンション・センターで開催された「Sudoku National Championship」には、アメリカ全土から 700人以上の挑戦者が参加した。

3個×3個のブロックに区切られた 9個×9個の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れるペンシルパズル「数独」。本国より先に海外で人気に火がついた「数独」は「SUDOKU」の名前で親しまれ、書店にはずらりと専門誌が並び愛好者も年々増えている。

今回の大会は初級者、中級者、上級者などのレベル別に、賞金は100ドルから10000ドル。 10000ドルの賞金を獲得した優勝者は、「Wei-Hwa Huang 」というカリフォルニア出身の33歳のソフトウェア・エンジニア。世界パズル選手権で4回優勝したことでも知られる彼は、今年の夏までGoogleの社員で仕事上でもパズル作成プロジェクトを手がけていた。今後アメリカ代表チームに参加し、2009年にスロバキアで開催される 「第4回 World Sudoku Championship 」へ出場することになっている。

また開会式には「数独」の名付け親である株式会社ニコリ代表取締役社長・鍜治真起氏も駆けつけ、地元MLBチームで現在ワールドシリーズで優勝争い中のフィラデルフィア・フィリーズのキャップを被り登場。自身初めてという英語でのスピーチを披露した。「数字は独身に限る(1桁の数字しか使えない)」を短縮したのが「数独」の名前の由来だと語り、またそれは自身が既婚者であった事への後悔の念からではないとの冗談を交えた話で、会場を埋め尽くしたファンから割れんばかりの拍手喝采を浴びていた。

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