2008年10月16日木曜日
ハロウィンと暗黒舞踏
最近仲良しのCとのチャット。
C「ねえ、雅子はハロウィンの予定はなにかあるの?」
私「25日に友人たちを家に招く事にしちゃったけど、でも31日のハロウィン当日には予定はないんだよね。Cは?」
C「僕も予定なし。だいたい生まれてこのかたハロウィンパーティーに出た事がないんだよ」
私「本当に?アメリカ人ってみんなハロウィンの時期にはパーティーするんだって思っていたよ」
C「普通するんだよ。ただ僕が"loser"(負け犬)なだけさ」
私「いやいや」(そんな事言ってるけどこの人、シャイなだけで結構イケメンなんですよ。かわいい彼女だっているし)
C「ちょっと待って!そういえばこんなイベントがあったよ」
送られてきたホームページは「Butoh Dance: Curious Fish by Katsura Kan / Halloween Party」(初代暗黒舞踏の流れを汲み、白虎社にも所属していた舞踏家の桂勘(かつらかん)氏の振付け・演出によるパフォーマンスが繰り広げられるハロウィンパーティ。会場はスワスモア大学)。
タイトルの「Curious Fish」とは水俣病の水銀中毒に冒された魚、そしてそれを食べた猫や犬そして人間までもが死の舞踏(DEATH DANCE)を踊り続けたところからインスピレーションを得ており、亡くなった者たちへのレクイエムと、しかし決して希望は忘れてはいないという踊り、なんですって。
私「舞踏!?ハロウィンに?」
C「これクールだよね。」
私「えっ行くつもりなの?これテーマが水俣病だよ!」
C「うん、雅子は行かないの?」
私「ええと、行ってもいいけどほら、ハロウィンパーティだから仮装してくるようにって書いてあるよ。私コスチューム持っていないんだけど」
C「僕も持っていないけど作るつもりさ」
私「作るってどんなコスチュームを?」
C「いろいろ考えたけど最終的に『葡萄の房』(a bunch of grapes)になるつもりさ。僕はいつも『葡萄の房』になりたいと思っていたんだ!」
私「葡萄……?」
(この辺りが日本人のコスプレの意識と全く違うなあと思いますね。アニメや映画のキャラクターになりきるというのももちろんあるのですが、葡萄やリンゴバナナといった顔出しタイプの着ぐるみも人気があるようです。でもなぜ葡萄に??)
C「そう。風船を体にくっつけたら葡萄みたいになるかな」
私「ブドウでブトウに行くの?あっこれダジャレのつもりよ」
C「hahahaha」(そして会話は終わってしまいました)
アメリカ、ハロウィン、暗黒舞踏、テーマは水俣病、そこへ参加するアメリカ人は葡萄の格好。シュールもシュールもいいところですね。私、このパーティーに行くのかしら?そして何を着るのでしょう。
もしご興味あるようでしたら、イベントの案内はこちらからご覧ください。
http://jasgp.org/component/option,com_events/task,view_detail/agid,413/year,2008/month,10/day,31/Itemid,176/
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