2008年10月17日金曜日

Go Phillies!!


昨夜、フィラデルフィア・フィリーズはロサンゼルス・ドジャースを5−1で下し、1993年以来15年ぶりにナショナル・リーグで優勝しワールドシリーズへの切符を手にしました!その瞬間から街は大騒ぎになり、クラクションと奇声に溢れ、上半身裸で走り回る男性たちなど狂乱の渦に。暴徒化すると怖いので外には出ずにテレビで見ていただけですが、実況と外からの音だけで十分参加している気分でした。関西に住んだ事がないので分からないのですが、阪神が優勝したらこんな感じではないかというめちゃめちゃぶりで、夜中の3時近くまでお祭り騒ぎは続きました。

先に4勝した方がワールドシリーズに行けるのですが、すでにフィラデルフィアで2勝、ロスでも1勝1敗で、昨夜優勝を持ち越してもホームに戻ってきたら赤い応援団が意地でも15年間のフラストレーションを晴らそうと待ち構えていたでしょうから、さほど心配はしていなかったのですが、やはりゲームがスタートすると見てしまいますね。

実はオバマとマケインの最後のディベートと時間帯が重なっていたのですが、そちらのことはすっかり忘れておりました。ごめんねオバマ。応援しているんだけどね。でも多分、フィラデルフィアでディベートを真面目に見ていた人の方が少なかったと思うよ。

面白いのが実況を見ていて、アメリカって大きな国だなあと実感することですね。ロスとフィラデルフィアでは時差が3時間。試合開始がこちらが夜の8時でもう真っ暗なのに、ロスは5時。まだ明るくって夕日がきれいなのが同じ国にいるとは思えない感覚。

ゲームは相手のエラーが相次ぎ、面白いように点が入っていきます。基本的にホームグラウンドには地元ファンしかいません。チームカラーの青に染まったスタジアムが徐々に悲観的なムードになりながらも、たった1点を返しただけで割れんばかりの拍手喝采になるのが痛々しかった。

でも明日は我が身ですからね。アメリカン・リーグの方はタンパベイ・レイズが松坂のいるボストン・レッドソックスを3−1でリードしており(それも4戦目は13−4で圧勝)王手をかけています。このレイズが強くて強くて、フィリーズがこのまま優勝できるかには不安が…。フィリーズがワールドシリーズに出場するのは1993年以来ですが、その時はトロント・ブルージェイズに4-1で負けています。優勝したのは1980年の一回こっきり。もし優勝すれば28年ぶり!!!WOW!

そして、フィラデルフィアの中央にある市庁舎の頂上から街を見下ろすウィリアム・ペンの銅像に、フィリーズのキャップを被せることになっているんですよ。もう巨大なキャップをニュースで見たので、このままワールドシリーズで勝とうが負けようが被せてしまうにちがいありません。それって中日が優勝したら金の鯱にドラゴンズのキャップを被せるような感覚ですよね。多分尾っぽの方になるのでしょうが。うーん、早く見たい。ちなみに今日確認しにいったところまだ被っていませんでした。

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