2008年10月10日金曜日

皇居のお堀事件

7日に皇居のお堀に全裸で飛び込んで泳いだイギリス人が逮捕、されなかったそうですね。精神状態がおかしいということで入院。

このニュースはCNNで昨夜見ました。そして目が点になったのが刺又(さすまた)というのでしょうか。先が割れた器具で彼を取り押さえようとしているへっぴり腰の警察官の姿。アメリカだったらすぐにピストルを出して「手を上げろ」、逃げた瞬間に射殺でおしまいではないかしら。散々逃げられて取り押さえるまでに時間がかかったようですね。裸に見えて口の中に爆発物を持っていて吐き出して投げつけられたらどうするんでしょう?危機意識の低さと、その後の対応の仕方に呆れてしまいました。こりゃ、平和ぼけと言われても仕方がないですね。

そしてFNNのサイトから日本で放送されたニュースを見てだんだんと怒りがわいてきました。まず街頭インタビューの一般人はなぜヘラヘラ笑っているのでしょう。笑い事ではないでしょう。テロかもしれないのに。テレビに出られて嬉しいな、というくらいにしか思っていないのでしょうか?

それと識者コメントでなぜデーブ・スペクターが出てくる!そして笑いを取ろうと「"皇居"と"公共"を間違えていたって言えば言い訳になりますね」と、くだらない冗談を言っているではありませんか。彼にコメントを求める必要は本当にあったのでしょう?日頃番組に起用している外国人タレントだからという、なあなあの理由で採用されたに違いありません。国籍も違うし、だいたい彼はシカゴ出身です。もしアメリカを代表して意見を言うのであれば、どんなに日本が危機意識のない、たるんだ国であるかビシッと指摘するチャンスだったのに。

フィラデルフィアではここ最近警察官が相次いで射殺され大問題になりました。それも犯人が8月に仮釈放されたばっかりだったため裁判所への非難が集中。テレビでは教会で執り行なわれたパット・マクドナルドの葬儀の模様をそのまま生中継し、物凄い人数の警察官が参列。マイケル・ナッター市長も挨拶していました。警察権力を誇示する狙いと思われます。

マクドナルドと共に現場にいて重傷を負ったものの命はとりとめた警察官リチャード・ボウズが10月1日。松葉杖をついて地元メジャーリーグチームのフィリーズの始球式に参加しました。きれいな弧を描いてキャッチャーミットに落ちたボールに満員の観衆はどよめき、惜しみない拍手を送ります。その後のインタビューでリチャードはこう言っていました。

"The real hero in this is Pat McDonald and I just want everyone to continue praying for Pat and his family so that they can get through this in their time of need,"

不覚にも目頭が熱くなりました。傷が癒えたら彼は再びハイウェイパトロールの仕事に戻るそうです。

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