2009年5月23日土曜日

ニューヨークはしんどい

某勉強会に参加するため、ニューヨークへ行ってきました。バスで片道2時間強、事前にインターネットでチケットを購入し往復24ドル。

少しずつ、少しずつ、今私がここでできる事を形にしていっている最中なのだと思います。ただニューヨークへ行くと疲れます。東京での生活を思い出すのですね。溢れる情報量に圧倒され、人ごみとクラクションの喧噪にもまれ、勝者と敗者の差が歴然としている様にショックを覚え、焦燥感と緊張で精神的にもみくちゃにされます。

特に仕事で行くと、たどり着き目的を果たして、食費を浮かせるために屋台でサンドイッチを買いロックフェラーセンターのベンチで食べ、地下鉄が苦手なのでなるべく歩き、少しでも時間があれば紀伊國屋へ寄り『ルポ 貧困大国アメリカ』と三浦しをんのエッセーを数冊買い、ですぐにバスに乗ってとんぼ返り。観光で来ている方が羨ましい。

フィラデルフィアでのゆったりとした生活に慣れてしまうと、もうこういった生活には戻れないなあとつくづく思います。ここだと流されるように生きてしまい、短期的に自分に課すゴールがどんどん高く、どんどん到達不可能になり、苦しむことが目に見えます。忙しさのあまり苦しみはところてんのように押し出され、悩むより「忘れる」能力が身に付いてしまった東京生活。思い出す事はまれですが、ニューヨークへ行くと蘇ってくる。

パワーをもらう前に、しんどいと思ってしまうのは、年のせいとは言わず、人生の転換期に差し掛かっているのだと前向きに捉えたいですね。

とはいえ、やはり往復4時間バスに揺られるのは疲れます。翌日、腰から背中、肩まで筋肉痛が。あいたた…。

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