2008年12月27日土曜日

サンフランシスコ1日目

12/12-12/15でサンフランシスコへ遊びに行っておりました。同じ国とはいえ、東海岸のフィラデルフィアから西海岸のサンフランシスコへは、飛行機で6時間。成田から香港へ行く方が近い!!時差も3時間あるし、たどり着くだけで疲れてしまいました。そして国内線のサービスの悪いこと。機内食も飲み物もそのつど購入しないといけないし、日本の航空会社だと、笑顔のフライトアテンダントがピンセットで配ってくれるおしぼりが懐かしい。

サンフランシスコはお天気が変わりやすく、雨が多いので有名ですが、初日は一日雨模様。おかげでゴールデンゲートブリッジの魅力も8割減。アル・カポネが収容されていたことでも知られる監獄島アルカトラズ島も霧にかすんでおり、どことなく風景が母親の実家のある高松からみた瀬戸内海のようで、正直期待が大きかった分落胆も激しかった。落胆のもう一つの要因はアジア系の観光客の多さ。韓国人観光客がバスで乗り付け、記念写真をパチパチとっている様子は、一昔前の日本人のそれのよう。青い空のサンフランシスコの美しい町並みに出会えるのは、2日目以降となってしまいました。







フィラデルフィアとの大きな違いは、観光客のみならずアジア系とヒスパニック系の人口の高さ。チャイナタウンも比べ物にならないほど大きいし、ほんの数ブロックですがジャパンタウンなるものも存在します。逆に黒人が少ない。フィラデルフィアは人口の半分強が黒人ですからね。

夜になり久しぶりに和食を食べようとジャパンタウンに繰りだしました。闇夜にそびえ立つ名物?のコンクリート製の五重塔は、どことなく新興宗教のモニュメントみたい・・・。町自体も元気がなく荒廃した感が拭えず、第一働いている人のほとんどが韓国人。もはや日本人移住者がコミュニティを作って、地に根を張り生きていく時代は終わったのだなあと、時の流れを感じずにはいられませんでした。





ネットで見つけて予約をいれておいた小料理屋では着物姿のおかみさんに案内され、千枚漬け、松前漬け、揚げ出し豆腐など懐かしい味覚に1年ぶりに出会いホッ。フィラデルフィアでは多分ほとんど手に入らないイモ焼酎で乾杯。お客さんも全員日本人。漏れ聞こえてくる談笑が、まるで小劇場の芝居のように不思議な違和感をもって届いてきました。久しくこういう風景に触れていなかったなあと、フィラデルフィアでは感じなかった望郷の念にかられます。

なぜか侘しさばかり感じてしまったサンフランシスコ1日目でしたが、旅とは期待を裏切られるもの。それもまた味わいがあってよかったとしましょう。

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