2008年7月17日木曜日

ボストン茶会事件跡地




少し前の話ですが、4/25〜4/27までボストンへ小旅行へ行ってきました。ボストンはフィラデルフィアと同じく東海岸にある古都。フィラデルフィアからは飛行機で1時間ちょっと。広大なアメリカの国土を考えれば目と鼻の先なのですが、緯度を日本に置き換えると仙台から旭川へ移動するくらい。思ったより冷えて薄着で行ってしまった私は、凍えながらの観光となりました。

ボストンと言って日本でお馴染みなのはメジャーリーグのボストンレッドソックスへ移籍した松坂大輔選手でしょうか。Daisukeというのはアメリカ人には非常に発音しにくいらしく「ダイスキ」となってしまう。当て字でDice-Kと書いて愛称となっているとのこと。ハーバード大学で研究している友人の話によりますと、日本人の奥さん連中の間ではどこどこで松坂夫人の柴田倫世さんを見たという情報がメールでまわっており、彼の奥さんも昼間で出没情報が出た公園に夕方行っていなかったと肩を落として帰ってきたとか。そりゃ一日中同じ公園にいるわけはないだろうと大笑い。

松坂大輔もいいのですが、ボストンといえば世界史の授業で勉強した「ボストン茶会事件」。ウィキペディアを引用しておさらいをすると、

1773年12月16日に、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで、イギリス本国議会の植民地政策に憤慨した植民地人の組織が、アメリカ・インディアンに扮装して、港に停泊中のイギリス船に侵入、イギリス東インド会社の船荷の紅茶箱をボストン湾に投棄した事件。アメリカ独立革命の象徴的事件である。

とまあこんな感じです。 Boston Tea Party Ship & Museumとして当時3隻の船のうちビーバー2世号を原寸大に復元して船内を見学できたり、実際に茶箱を海に投げ捨てたりできる観光スポットとして有名、のはずなのですが手元の『地球の歩き方』によると「2005年12月現在、火事のため閉鎖中」とのこと。それから2年以上経っているから復活しているかと思いきや、焼けこげた博物館が手を付けられないまま放置されているではありませんか。歴史的名所がこれでは・・・。帰ってからネットの過去記事を検索して調べたところ、2001年に稲妻に打たれ2009年までの再建計画が軌道にのっていたところを、2007年8月28日、今度は隣のCongress Street Bridgeから溶接工事の火花が木造の博物館に飛び引火。風が強く、潮の流れも消防艇の進路を邪魔して消火活動は思うように進まず、結果ご覧のありさまに。手元の『地球の歩き方』以降にも再度悲劇に見舞われていたことが判明しました。哀れ。

2009年までに再建の計画は継続中のようなのですが、全部取り壊さないとダメでしょうねえ。これでは。

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