終末論を説くカルト集団というのはいつの世にも存在するのでしょうが、最近NYでは5月21日が「最後の審判の日」(Judgement Day)として、市民を不安に陥れようと活動するキリスト教系団体の動きが目立ちました。
地下鉄駅構内でビラを配るくらいまではまあ勝手にすればという感じですが、衝撃的だったのが地下鉄の車内広告に堂々と登場していたこと。巨大な赤字を抱えるMTA(メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティー)ですが、車内広告を選ぶ基準というものはないのでしょうか?広告料を払ってくれればどんな怪しい団体でも構わないという逼迫した状況なのかもしれませんが、あまりの品性のなさに呆れてしまいました。
広告にはおどろおどろしく、「巨大地震が起きる」とか「神が聖書を通して我々に警告している」などと書かれ、最後の日をカウントダウンする時計のイラストが不気味に描かれています。
そしてその地球最後の日が過ぎて3日後、広告の契約期間はまだ続いていたようで、全く同じ広告が寒々しく地下鉄車両内に残っていました。気に留める人も特にいないようでした。
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