2008年9月3日水曜日

携帯電話の意外な機能


フィラデルフィアはレストランに恵まれている、と思う。

ZAGATのシールがベタベタ貼られたイタリアン、フレンチ、ステーキハウス、フュージョンレストランはセンターシティの至る所にある。ただしちょっとお高めの場合が多い。

我々アジア系庶民の味方はチャイナタウン。ぷりぷりジューシーな餃子(dumpling)を刻んだ生姜たっぷりのソースにつけてほうばれるし、お腹いっぱい食べても一人10ドルもいかない飲茶(dim sum)の店も嬉しい。マレーシアやベトナム料理店でライムを絞ってさっぱりと胃に優しいフォー(pho)というのもたまに食べたくなる。

インド料理はなぜかバッフェが多く、人生初めての本格モロッコ料理の店では素手で大皿から取り分けて食べるものだと教わった。ひざにかけたバスタオルの上にぼろぼろこぼしながら食べるのも、慣れてしまえば気にならない。この味、日本人の口に合うと思う。蜂蜜で味付けしたケーキは絶品だった。

一応フィラデルフィアの名物はフィリーチーズステーキ(Philly Cheese Steak)ということになっているのだが、(フィラデルフィアから来たと言えば、ああチーズステーキの街ねと言われるほどアメリカ国内では浸透している)、ご多分に漏れず大して美味しいものではない。ステーキとは名ばかりで、薄切り牛肉とタマネギを炒めたものをパンに挟み、これでもかとトロトロのオレンジ色の液状チーズを塗り付けてドンッ!胃にもたれる。私はフードトラックで売っている1ドルのシンプルなホットドッグの方が好きだ。

満腹になりさて会計。サービスに応じて15〜20%のチップを払わないといけない。もちろんワリカンの場合はチップを換算した上で頭で割ることに。ベジタリアンなど食べられるものが限られる人がメンバーにいると、食べた分だけ支払いたいと主張されるので結構面倒くさい。

そんな時に便利なのは携帯電話。気がついたのは実は昨日!ピコピコいじっていたら計算機の機能の中にチップ計算表がついているのを発見した。Billに総額を、Tipにチップの割合を、Payingにワリカンする人数を入れると自動的に一人頭いくらになるかまではじいてくれる。もっと早く気がついていれば…。

ちなみに私の携帯電話、converterの機能もあり摂氏から華氏へ、センチメートルからインチへ、キロからポンドへといった計算もできることが分かってきた。さらにCurrencyでは日本円からUSドル、またそれ以外の国の通貨への変換もできるようになっていたが、何故かそこで設定されていたレートは1ドル119.23円。現時点での正式なレートは1ドル108.59円。自分で調整できるのだが、ここも自動で変わってくれればもっと助かるのになあ。

痒いところに手が届く日本の最新携帯電話には、こういった機能はあるのでしょうか?

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