2008年6月7日土曜日

アーミッシュの村へ




フィラデルフィア中心部から車で1時間半。ハイウェイを降りていくつかの丘を超えるとそこは別天地、ランカスター州アーミッシュの村が広がっています。

広大な農地に点在する質素な家屋や風車。牛がのどかに草を食んでいて空気も少し臭う。ドイツ系移民で独自の文化・宗教を守り続けるアーミッシュの人々は、「宗教の自由」をうたいイギリスからクェーカー教徒を引き連れてアメリカに移り住んだウィリアム・ペンの誘いを受け、迫害を受け身を潜めていたフランスからペンシルベニア州へやってきました。

平和主義で軍人を嫌う。結婚後の男性はあごひげを蓄えるのですが、口ひげはのばさない。軍人のイメージだから、だそうです。金ボタンも軍服を思わせるから衣服につけない。男性は独特の帽子を、女性は白いボンネットを被っています。女性のエプロンドレスのような服は糸を使わず針で留めてあるだけ。さらに子供を抱くため針先が表に出ない様に留めるそうです。

電気、自動車といった現代文明を否定し、馬車で移動。馬に惹かせた農耕機を使用し、酪農やキルトといった自給自足の生活を営む彼らの生活は、映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』(Witness/1985)で広く世に知られる事となりました。この映画が撮影されたAmtrakの「30th Street Station」については以前のレポートでもお伝えしましたね。

観光地としても有名で典型的な家屋を開放して見せたり、名物のジャム等の瓶詰めやキルトを売る店も。ただし彼らは偶像崇拝を禁じているので写真を取られる事を強く嫌います。よって典型的な衣装をまとった彼らの姿は撮りませんでした。

アメリカ人の友人に聞いた話ですが、彼の叔父さんは元々は違ったのですがアーミッシュに改宗してこの村に暮らしています。アーミッシュは避妊を禁止しているので子だくさん。平均して7人ほど子供がいるそうです。ただ血が濃いので子供の死亡率も高い。しかし彼の叔父さんは「新しい血」だったため、かれの子供、孫は多く生存して大家族だそうです。なかなか興味深い話ではありませんか?

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