2009年11月11日水曜日

こんな夜更けに納豆かよ in NY

仕事になんとか区切りがついたのは午前1時。さすがにオフィスには私1人しか残っていなかった。明日の校了にこれでなんとか間に合いそう、とはいえ油断は禁物。もうこれで大丈夫、と気を抜くと印刷所に回したあと、しまったーとミスに気がつくことになるから。一行ショートだったとか、常用漢字以外を使用したとか。この辺りのルールは厳しいので。

深夜0時を過ぎたらタクシーでの帰宅が許されているので、今夜は堂々と会社前で拾った。ニューヨークの街は、車の7割がイエローキャブなんじゃないかというくらい走っているので、つかまえるのはたやすい。下手に12時ちょっと前に退社して、24時間営業とはうたいながらも、めったに来ない地下鉄を待つより、タクシーで帰った方が早かったりして。

ただ私はタクシーとは相性が悪く、前回はバッグから滑り落ちた携帯電話を置き忘れ、今日は車を下りようとした瞬間にまた、買ったばかりの携帯電話がジャケットのポケットから地面に落下。衝撃でカバーが外れバッテリーがとびだしてしまった。部屋で元通りに組み立てたものの全く電源が入らない。ただいま充電中だが、どのボタンを押しても反応しないのが恐ろしい。充電が終わったら元に戻るのだろうか?ダメならまた、ベライゾンの支店に行かないと。

マンハッタンのオフィスからクイーンズの自宅まで、タクシー代は20ドルちょっと。経費に計上するためレシートを提出しないとといけないのだが、前回はもらったレシートをなくし、その前はもらい忘れた。やれやれ。Such a silly girl.

マンハッタンとはマンハッタン島という島である。クイーンズはロングアイランド島の西端に位置する。島から島へ。毎日移動しているわけだ。タクシーに乗り、会社のあるイーストビレッジからパークアベニューを北上し、59番ストリートを右折すると、クイーンズボロ橋に出る。橋を渡りながら振り返って見えるマンハッタンの夜景は絶景だ。エンパイアステイトビルも、クライスラービルもよく見える。24時間のうち、たった数分間の優越感。私はニューヨークでバリバリ働くキャリアウーマンだぞーってね。

ちなみに、ニューヨークにはバリバリに働くキャリアウーマンなんて、掃いて捨てるほどいるし、そのほとんどが私より優秀なんだろうけど、まあ、とうとう失業率10%を上回ってしまったアメリカで、仕事があるだけ良いか、と思いつつ冷蔵庫を開けたら納豆しか残っておらず、ねばねば糸をひいている、雅子なのでした。

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