2008年7月8日火曜日
Boyz II Menはフィラデルフィア出身
7月5日、独立記念日の翌日の土曜日はまだ余韻もなにも、お祭り気分のまま。
ウィリアム・ペンがクェーカー教徒を引き連れて上陸したデラウェア川の河川敷、ペンズランディング(Penns landing)では数日にわたって様々なイベントが開催されていましたが、その中でも地元フィラデルフィア出身のメガヒット黒人ヴォーカルグループ「Boyz 2 Men」の無料コンサートはものすごい人出で盛り上がりました。
まずは前座のDJ Jazzy Jeff(俳優になる前のウィル・スミスとのhip hop デュオ「DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince」のDJ)のパフォーマンス。そういえばウィル・スミスもフィラデルフィア出身なんですよね。
そして「Boyz 2 Men」。さすがフィラデルフィアが生んだスターだけあって、みんな歌う歌う。全曲歌詞を暗記しているのではないかという陶酔ぶりでした。
私がまだ高校生だった頃ラジオで聞きかじった、でも曲名が思い出せないものばかり。濃くなる夕闇、黒人の人ごみ、川面のさざ波と美しいハーモニー。総立ちなのでほとんど歌っている彼らは見えないのですが、会場が一体になっていく大きなうねりに身を委ね楽しみました。
が、プログラムも後半にさしかかった頃、怪しかった雲行きがこらえきれなくなったように大粒の雨を落とし始め、すぐに土砂降りに。「End Of The Road」を背中に聞きながら早々に退散しました。サンダルは泥水でぐちょぐちょ。押し合いへし合いで出口にたどり着き、やっと人ごみから抜け出せたと思ったら大音響と共に花火が次々に打ち上げられました。霧と煙にむせぶ古都の空に、少々やっつ
け気味に色とりどりの花を咲かせお開き。
そのまま比較的庶民的な日本食レストラン「葵」へ行き、アジフライ定食を食べて帰ったのは11時近く。揚げすぎでガチガチの衣が胃に応えました。
フィラデルフィアは70年代にはフィラデルフィアソウル(Philadelphia (or Philly) soul)と言われるソウルミュージックが一世を風靡した音楽の街でもあるんですね。
「Boyz 2 Men」とは時代が違いますが、その歴史の延長線上にあるのは確か。R&Bやソウルミュージックが好きでという理由ではなく、住んでいる街の歴史を知りたくてという理由で最近興味が湧いてきました。街への愛着がこんなに強くなるなんて、日本ではありえなかった感覚です。なぜでしょうねえ。
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