2008年7月29日火曜日

梶芽衣子

「修羅の花って知ってる?」
と突然聞いてきたのは、毎週末通っているLanguage Exchange Clubで今日初めて会った黒人の男の子。
「修羅の花?」
「知らないの?Kaji Meikoの『修羅の花』」
「Kaji Meiko。かじめいこ。ああ梶芽衣子ね」
かなり面食らいました。久しぶりに聞いたなあ、その名前。

「ごめん。その歌は知らないや」
いそいそと彼のMP3プレイヤーで探してくれます。片方のイヤホンで聞いていたらもう片方を彼の耳に当ててきて、距離が近いっ!!特有の体臭が鼻を突きます。梶芽衣子ねえ。

「じゃあクリスタル・ケイは知っている?」
「クリスタル・ケイなら分かるよ。ああ、でもあまり詳しくないや」
また選曲して聞かせてくれます。
「この曲好き?」
特に嫌いという理由もないので「いいんじゃない」と適当に返事。ちょっと嬉しそう。この子は音楽から日本を好きになったタイプなのかしら。

「来年の2月に日本に初めて行く予定なんだ。ねえ日本ってどんな国?」
「そうねえ、うーん」
急に聞かれると困るのですが、一般的に国民性はシャイだと言われるよとか、東京は人がいっぱいいてニューヨークシティみたいだよとか、そうそう自動販売機が街中にあるよとか、答えてみますがもう興味は失せたみたい。

「日本にいったらヤクザを見たいんだ!」
「ヤクザ?!」
やれやれホント脈絡がないぜ。残念ながら私の知り合いにヤクザさんはいないなあ。

「日本の映画が好きなんだ」
「どの映画が好きなの?」
「キル・ビル」
「……『キル・ビル』は日本の映画じゃないよ。クエンティン・タランティーノでしょう」
そこで「ああ」と思い出しました。タランティーノは梶芽衣子のファンだって言ってた、言ってた。もしかして梶芽衣子はアメリカでは人気者なのかしら?ヤクザのイメージもそのあたりからかもねえ。

「あと『2LDK』って映画も見た」
これは日本映画でした。が、これも見たことがありません。

「『なぜ』と『どうして』はどう使い分けるの?」
どうしてこんなにも話題が飛ぶんだろう?
「たいした違いはないよ。どっちも同じ意味と思って大丈夫」

非常に不満そうです。すまんねえ。その違いはわからんよ。

日本ってどんな国なんだろう。梶芽衣子、クリスタル・ケイ、ヤクザ、キル・ビル、2LDK、なぜ、どうして…。よく分からなくなってきました。まあ上記の会話は全て英語なので、私にとっては良い勉強になるのですが(笑)。

もしご興味があれば、梶芽衣子の『修羅の花』です。映画を見ていないので知らなかったのですが、『キル・ビル vol.1』の挿入歌に使われていたようですね。

http://jp.youtube.com/watch?v=Ma3kdneCvcY

0 件のコメント: